～　高所恐怖症の克服　～

押し寄せる波間をタイミングよく見極め、躊躇せずに、現地ガイドの掛け声と共に大きな岩に乗り移る。
ここで、新たな試練がやって来る。
エントリーである。
干潮時には、２ｍを超える高さからのエントリーとなる場合がある。
エントリースタイルは『ジャイアントストライドエントリー』。
キーポイントは、水面を見ず、グロットの前の壁を見ながら大きく一歩前に踏み出すことだ。
水面を見てしまうと、恐怖感もあるが、顔から水面に突っ込んでしまう危険性もある。
マスク、レギュレーターを、しっかり押さえてエントリーすることも重要なポイント！
いい加減に押さえていると、入水と同時にマスク、レギュレーターが吹っ飛ぶように外れてしまう。
パニックの原因を自ら作ってしまうことになる。
極度な高所恐怖症の場合は、克服は非常に難しい。
精神療法なるものがあるようだが、効果は千差万別とか・・・？


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