サイパン基本情報
■国名・位置・歴史
正式な国名は北マリアナ連邦(COMMONWEALTH OF THE NORTHERN MARIANAS ISLANDS 略して C.N.M.I)と言います。日本の主要都市から飛行機で約3時間30分(北緯15度13分 東経145度43分)に位置します。北部諸島を含めると14の島からなり、主な島としてはサイパン・テニアン・ロタがあげられます。
第一次大戦後にドイツより日本の信託統治領になりましたが、第二次大戦後はアメリカの国連委任統治を経て、1981年にテニアン・ロタ・北部諸島を含む北マリアナ連邦となり、現在はアメリカ自治領となっています。
■時差
時差は1時間。北マリアナ諸島の方が日本より1時間進んでいます。(例:日本時間8:00am ⇒ サイパン時間9:00am)
■入国管理と税関審査
サイパンから入国する際の搭乗券をサイパンの入国時に持っていれば、ビザがなくても30日間まで滞在が出来ます。(パスポートは入国時点で60日以上の残在期間が必要です。また、滞在期間が切れる10日前までに労働入国管理事務局へ申請することにより、さらに60日間までの延長滞在が可能です。
21歳以上の方でしたらタバコは200本(1カートン)まで、酒類は蒸留酒が約2.2リットル、ワインと日本酒が約3.7リットルまで無税で持ち込むことが出来ます。また、円を含む5,000ドル相当以上の現金の持ち込みは違法ではありませんが、申告の義務があります。
■気候と服装
熱帯性海洋気候で平均28度の常夏の島。年間を通じて気温差があまりないことでも知られていて、大きな四季の変化はありません。一般的には乾季(12月~5月)・雨季(6月~11月)に分けられているといいますが、近年はこの限りでもないような感じです。年間を通じてスコールは降りますが、一時的なものなのであまり心配はありません。日中は日差しがかなりきついので、日焼け対策はしっかりと!
服装は日本の夏と同じラフな格好で構いませんが、レストランなどは冷房がきつい場合もありますので長袖のものもあると重宝するでしょう。また、日焼けが心配な方もちょっと羽織るだけでずいぶん違ってきます。高級レストランやバーなどでは、短パン・Tシャツ・ビーチサンダルは好まれない場所もありますので注意して下さい。
■公用語
公用語は英語、チャモロ語およびカロリニアン語。ホテルには日本人スタッフが常駐するところが多く、レストランやショップ、観光施設でも日本語を話すスタッフがいたり、日本語メニューが用意されている場合が多くあります。
■通貨と両替
U.Sドルが使われています。多額の現金を持ち歩くのが心配な方はT/C(トラベラーズチェック)がレートもよく万が一の場合には再発行も可能なのでよいでしょう。
観光客相手のお店では日本円で買い物が出来たり、両替をしてもらったりすることも出来ますが、レートがよくないので日本で両替を済ませてくることをお勧めします。
クレジットカードはレストラン・ホテル・ショッピングセンターなど使えるところが多いので安心です。また、ATM(現金自動両替機)でキャッシングも可能です。空港・銀行・大きなショッピングセンターなどにあります。
■チップ
日本では一般的な習慣ではありませんが、サイパンでは忘れないように!目安としてベルボーイ・ルームメイドに1ドル程度。タクシーやレストランでは料金の10~15%を支払いのときに渡します。
レストランではレシートにあらかじめサービス料が加算されている場合もあります。その場合はチップは必要ありません。
■電圧
北マリアナ連邦の電圧は120V/60Hz。日本の電圧(100V/50~60Hz)とは異なるため、日本の電化製品をそのまま使うことは出来ません。変圧アダプターを用意しておくといいでしょう。
(※日本のものでも長時間でなければ使用しても大丈夫ですが、使用後は必ずコンセントを抜きましょう。)
■喫煙・飲酒
タバコは18歳以上、飲酒は21歳以上となります。